バレンタイン大作戦
バレンタインも差し迫る2月上旬。 俺は漠然と考えていた。
今年のバレンタインはづやにチョコでもあげるか・・・。
しばらく考えた後、俺は造形の専門家であるナタクに電話をした。
「あ~もしもし、バレンタインに向けてチンコ型チョコを作りたいんだけど、協力してくれない?」
「いいよ~。わかった。じゃあ今度俺んち来いよ」
なんとも物わかりのいい友人である。
「じゃあ、材料は全部あるから任せてよ」
と、頼もしい返事。 こうしてバレンタインに向けて計画は動き出したのである。
~後日 ナタク邸にて~
「で、具体的にどうやって作ればいいんだ?」
「まずは、チンコの型取りだね。」
「なるほど。シリコンか何かに俺のブツを突っ込んで、型を取ればいいんだな?」
「う~ん、それでもいいけどシリコンって固まるのに12時間位かかるんだけど、持続できる?」
「うん。無理だね。」
12時間って・・・そんなの(持続)出来る訳がありません。 丁重にお断りしました。
「てか、型取り出来ないって事?」
早くも問題勃発で不安な俺。
「いや、コレを使えばいいんだよ」
ナタクと大人のオモチャ。
わ~い 大人のおもちゃだあ・・・
どうやら彼がラブホでバイトしていた時に拝借した ものらしい。
未使用かどうかをナタクに確認してから、それを使う事に。
まあ使用済みでも、づやが食べる訳だから 別に構わないんですけどね。
まず、ペットボトルを切ったものにシリコンを流し込みます。
流し込まれるシリコン
そうしたらそこに疑似チンコを入れます。
割り箸と蝋燭で それを固定。 この状態で待つ事12時間。
翌日 ナタクからメールが。
>隊長!大成功です!
どうやら型取りが無事成功した模様。
>とりあえずチョコレート大量に持って俺んちに来て!
との事なので、言われた通り、チョコレートを大量に購入してナタク邸へ。
大量のチョコを前に記念撮影。
チョコを湯煎にかける。
流し込んだチョコレートとナタク
それをしばらく冷蔵庫で冷やします。
そして・・・
御開帳~♪素晴らしい出来だ!!
最後にホワイトチョコで一仕事。これで生々しさが断然アップ。
我ながら完璧の出来です。 あとはコレをづやに送るだけです。
MDケースにティッシュを敷き詰めてチョコを置く。
かなり生々しい・・・
色んな意味で最高の出来です。 最後に手紙を添えて、着払いで送ってあげました。
バレンタイン当日。 づやからメールが届きました。
>740円も払って受け取った荷物の中身があれかよ
だそうです。すかさず返信。
>どうせ誰からもチョコ貰えなかったんだろ?
>
お礼を言われるならまだしも、責められる覚えはねえなあ
するとづやから
>なんか損した気分でしょうがないよ。まぁ ありがとうと言っておくよ
とお礼メールが。手間と金をかけて作った甲斐がありました。
続けてこんな写メールが。
>満喫した。
しゃぶりつくづや
どうやら満喫してくれたみたいです。
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