すし屋シゲノブ
こんにちは。あなたの紳さんです。
今日は僕が体験した寿司屋のお話です。
ある日、僕はゴウと回転寿司に行きました。
店に入ると、リストラされたサラリーマンの様な風貌の職人さんが寿司を握っています。
神田シゲノブ 54歳(仮名)
だらしなく伸びたヒゲ、やる気の無い顔。まさしくシゲノブといった感じ。どんなだ
僕はとりあえずシゲノブに話しかけました。
「今日のおすすめは何ですか?」
するとシゲノブは
「おすすめねぇ・・・そこの壁に書いてあるけど・・・」
「それは店長のおすすめで、私は全然すすめないけどね。」
僕とゴウはお互いに苦笑。するとさらに
「今日は非番なのに呼び出されて、やる気ないんですよ・・・」
なんですか、この店員は?
全身から滲み出るやる気の無さ、テンションの低さ。
職人気質のカケラも感じられません。
とりあえず適当に握って貰ったのですが、出てきたモノは
カチンカチンに凍ったマグロの寿司。
僕が小声で
「この寿司凍ってるよ・・・」
と言うと、
「ああ、それさっきまで冷凍してあったからね~。」
と、シゲノブ。
そんな事は分かっているよシゲノブ!!!
てか、そこまで分かっていながら、客に出すなバカ!
この時点でシゲノブが変な事には気づいていたのですが、
更にシゲノブは暴走していきます。
続いて牛タン寿司を注文したのですが、シゲノブは牛タンをバーナーで炙ってくれました。
「これサービスね。やっぱり炙らないと美味しくないからね。」
気が利く人です。こういうサービスは大切です。
しかし僕の隣で、明らかに冷たい牛タン寿司を食べている客がいる場合は
そういったサービスはしない方がいいと思いました。
その後も、頼んでいない寿司が出てくる出てくる。
そして、自信満々にこう言い放ちました。
「これ不味いって言ったら殴るよ?」
もはや僕達が客だと言うことを忘れています。
殴ってどうするシゲノブ。
色んな意味でお腹いっぱいになった僕らは、大満足で家路についたのでした。
その後、シゲノブの店を訪ねたら見事に潰れていました。
原因は彼なのかな?と僕は思いましたが、別に可哀相だとは思いませんでした。
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